緑のカーテン(ゴーヤー)お役立ち情報

更新日:2022年10月24日

10月 ~片付け~

緑のカーテンもそろそろ終わりになります。片付けをして道具は保管し、種は来年のためにとっておきましょう。ヘチマの実が収穫できたら、たわしをつくってみましょう。枯れたつるを使いリースも作れます。

簡単なヘチマタワシの作り方

自然乾燥で作る方法

 ①ヘチマを風通しの良い場所で干し、表面が茶色くパリパリになるまで自然乾燥させる。

 ②手で表面の皮をむき、種も取り出す。

 ③完成!

煮て作る方法

 ①ヘチマを鍋に入る大きさ(作りたい大きさ)にカットする。

 ②鍋に水を入れ沸騰させる。

 ③沸騰した湯の中にヘチマを入れ、20~30分ほど煮る。

 ④ヘチマを鍋から取り出し、水にさらし冷やす。

 ⑤皮をむき、種を取り出す。

 ⑥よく洗ったあと十分に乾燥させる。

 ⑦完成!

ヘチマタワシの作り方

9月 ~収穫~

 8月から9月にかけてゴーヤーの実が収穫できます。
収穫するタイミングが分らないという質問を多く受けます。
もう少し大きなってから収穫と思っていたら、次の日には黄色くなることが多いようです。
 一般的には、ゴーヤーは開花から2週間ぐらいで、実の長さが20cmぐらいになり、表面がごつごつしてきたら収穫のタイミングですが、植えてある場所や種類によって異なります。緑のカーテンの一般的なアバシゴーヤーの実の長さは、15cmぐらいです。よく観察をして、収穫のタイミングを逃さないようにしましょう。

 緑のカーテンハンドブック「えんじょいがーでん」より

8月 ~受粉をしてみよう~

 ゴーヤーは雌花と雄花の2種類の花が咲きます。先に雄花が咲き、そのあとに雌花が咲き始めます。
 普通は、チョウやハチが受粉のお手伝いをしてくれますが、実がならない場合には、人工授粉をしてみましょう。やり方は、雄花を取り雌花に花粉をつけます。花粉の多い朝に受粉するとよいでしょう。朝、ゴーヤーはジャスミンのような香りがします。この香りが昆虫を呼び寄せているのかもしれません。

ゴーヤーの雄花

7月 ~追肥と水やり~

 ゴーヤーの花が咲き始めて実がなりだしたら、追肥が必要になります。固形肥料と液体肥料を上手に使い分けし、適量をあげましょう。固形肥料は効果が長持ちするので、ひと月に一度がめやすに、株元から離れた場所に置きます。液体肥料は速効性がありますが、効果持続しないため、1週間に1回程度あげましょう。

 プランター栽培では、水やりで土の中の空気を入れ替えように、底から流れ出るまでたっぷり水をあげます。葉がたくさん茂ってきた緑のカーテンは、水分を蒸散するので朝晩2回の水やりを行ないましょう。

  緑のカーテンハンドブック「えんじょいがーでん」より

6月 ~誘引と摘心~

 誘引とはつるを伸ばしたい方向に誘導することです。
誘引を行なうことで、横に伸びる緑のカーテンが完成します。
植物は上は上へと伸びていきますので、つるを伸ばしたい方にネットに
巻き付けます。下の図のように麻ひもなどを使って行うのもよいでしょう。

 摘心とは、芽を摘み取ることです。
この作業によって、葉の付け根から脇芽が出てきます。
この脇芽を「子づる」といい、子づるの脇芽を「孫づる」といいます。
摘心をすることで、横に広がるカーテンができます。

  緑のカーテンハンドブック「えんじょいがーでん」より

 5月 ~苗を植えよう!~

 ゴーヤーを種から育ててみましょう!発芽するためには、25℃から28℃温度が必要です。種をまいても芽がでませんとの質問がよくあります。温度が30℃くらいだと4~5日で発芽します。発芽しない原因としては、温度が低いことも考えられます。ネットを設置する方法は、吊り下げ型、立てかけ型などさまざまです。ご家庭に合った方法で設置をしましょう。ゴーヤーには、編み目のサイズ10㎝ぐらいのネットが最適です。ネットはピンと張ることが、ポイントです。

 良い苗を選びましょう!茎が太く、本葉が4~5枚のもので双葉が残っているものがよいです。植える時には最低でも苗と苗の間を20cmぐらい開けましょう。幅60cmのプランターなら2か所に植えます。

4月 ~土作りを始めよう!~

 緑のカーテンの準備をそろそろ始めませんか。苗を植える前、種をまく前に土の準備を始めましょう!

 もちろん自分で土をブレンドするのもよいでしょう。基本用土の赤玉土5 :黒土2:改良用土の腐葉土1:ピートモス1:バーミキュライト1が、ゴーヤーに適した一般的な割合です。それに肥料を加えよく混ぜたら完成です。自分でブレンドした場合には、熟成させるために2~3週間置きましょう。  

 初心者には市販の培養土がおすすめです。
培養土とは基本用土(赤玉土、鹿沼土、川砂、軽石、水苔など)と改良用土(腐葉土、ピートモス、バーク堆肥、ヤシガラ、木炭、バーミキュライト、パーライトなど)と肥料(窒素、リン酸、カリウムなど)を混ぜたものです。土には「通気性」「排水性」「保水性」「保肥力」が必要です。そしてゴーヤーはアルカリ性の土を好みます。

 古い土を使用する場合には、土の殺菌を行うために、ビニールシートなどに土を広げて1週間程度天日干しをし、古い根や鉢底石を取り除き、土壌改良剤(土のリサイクル材)や肥料を混ぜます。

        緑のカーテンハンドブック「えんじょいがーでん」より

「えんじょいがーでん」はエコポリスセンターにて配布しております。