いきものおえかきコーナー2023年3月

いきものおえかきコーナー担当のジョーです🦀
3月のいきものおえかきコーナーは「ひな祭り🎎」がテーマだよ!

小さなお友達が参加する場合や生き物だけを塗りたい方は「かんたんバージョン」、細かく塗るのが好きな方は「むずかしいバージョン」に挑戦してね。勿論、スケッチも募集中です。スケッチをする際は、タイリクバラタナゴを描いてね。

今月のシールは4種類(・ω・*)
昨年の3月に出していたお花見ヤリタナゴシールを復刻+新しく2種類おひな様タイリクバラタナゴのイラストを描きました。
シールの配布は3月中のみになるので、欲しい方はお早めに!
※混雑時・月末はシールの在庫が無くなってしまうこともあります、ご了承ください><;

今月のお題になった生き物⇩
タイリクバラタナゴ

↑特に鮮やかな体色が出ている時の写真

毎年3月は婚姻色(繁殖期に体の色が変わること)が出始めるタナゴをテーマにしています。だんだん暖かい日が増えてきたり、菜の花や桜が咲いたりするのと同じくらい、タナゴたちの体の色が鮮やかになってくると春を感じるジョーです。今年はタイリクバラタナゴをテーマにしましたが、昨年は同じ水槽に入っている別のタナゴ「ヤリタナゴ」を取り上げていました。昨年のコラムもあわせてどうぞ!

タイリクバラタナゴは、少し体が長めなヤリタナゴと比べると小さく、もっとひし形に近い体形をしています。ヤリタナゴと同じように、体の色が変わるのはオスだけ。だんだん体が薄い青緑、オレンジ、ピンク色がかってきます。

対してメスは鮮やかな色が出ることはありません。写真にも写っていますが、腹びれと尻びれの間から出ているのはフンではなく産卵管です。ここから卵を通して、淡水生の二枚貝に卵を産みつけるという方法をとるのが、タナゴたちの珍しい特徴ですね。
ジョーもペーやんも最近知ったのですが、メスは子どもの頃にあった黒い模様が大人になっても残るそうです。のんきに「この子たち体は大きくなっても模様がずっと残ってるし一匹も婚姻色が出ない…。なかなか成熟しないなぁ…?」なんて思っていました。数年前に学生からいただいた幼魚のタイリクバラタナゴたちは、全員メスだったようです…。

↑エコポリスセンターにやってきたばかりの頃。あどけない表情と小さな体がかわいい(´ω`*)

タイリクバラタナゴがいる水槽ですが…非常に濁っており、観察がしにくくなってしまっています;ω;スタッフで一生懸命メンテナンスもしていますが、タナゴたちの体調も考慮しつつ少しずつの水替えになっているため、緑色がなかなかおさまりません。
その代わり、普段は水草に隠れていたりすぐに逃げてしまうタナゴたちも、視界が良くないのか気にせず表に出てきてくれています。普段より近くタナゴたちを観察できるチャンスにもなっていますので、目に優しい(?)緑色も楽しみつつ、遊びに来ていただけると嬉しいです。

そろそろお花見の季節も近付いてきましたね。3月は下旬からデジタル企画も準備しています!いきものおえかきコーナーと併せて、エコポリスセンターでも春を感じて楽しんでいってくださいね。